トカラ列島の地震 南海トラフ地震への影響「おそらくない」 気象庁

鹿児島県・トカラ列島近海を震源とする地震の頻発を受け、気象庁は2日夕に緊急記者会見を開いた。6月21日午前8時以降に観測された震度1以上の地震は、7月2日午後4時までに911回に上り、震度5弱を3回観測したと明らかにした。
トカラ列島では過去にも短期間に数百回の揺れが起きる地震活動があったが、今回は過去最多という。今後も震度5強程度の地震が起きる可能性があるといい、注意を呼びかけている。
会見した気象庁の海老田綾貴・地震津波監視課長は「過去に地震が頻発した際もそのパターンはまちまちで、今回の地震がいつ終わるのかは申し上げられない」とした。
30年以内に起こる確率が80%程度とされるマグニチュード(M)8~9級の南海トラフ巨大地震への影響を問われると、「おそらくない」と述べた。
トカラ列島近海で地震が相次いだら離れた場所で大地震が起きるという俗説「トカラの法則」についても否定した。鹿児島県・霧島連山の新燃岳の噴火との関連性も低いとの見解を示した。【加藤昌平】