北海道恵庭市の幼稚園で、3歳の女の子がプールで溺れ、一時、意識不明の状態になった事故で、職員1人が数名の園児の体を拭き、着替えを手伝っていた際に、気を失って倒れた可能性があることがわかりました。
1日午前10時半すぎ、恵庭市黄金南にある幼稚園で、関係者から「3歳の女の子がプールの授業中に顔が浸かっている」と、消防に通報がありました。
消防などによりますと、女の子は一時意識のない状態でしたが、まもなく職員の呼びかけに声をあげるなどしていて、その後、ドクターヘリで病院に運ばれました。
女の子の容体は会話が出来るまで回復しているということです。
園長によりますと、当時、女の子を含めて園児11人がプールに入っていて、職員2人が見守っていました。
このうち、職員1人が数名の園児の体を拭いたり、着替えを手伝っていたりしていた際に、女の子はプールに顔が浸かった状態で発見されました。
また、プールで溺れたのではなく、直前に気を失って倒れたのではないかと医師から話があったということです。
女の子には唇に傷があり、倒れた時に負傷したとみられるということです。
園長は1日の取材で「子どもに申し訳ない。苦しんでいると思うので。怖い思いをさせて悪かった」と謝罪しました。
プールに張られた水の深さは2~3センチで、水遊びの時間は20分ほどでした。
この女の子のクラスが、プールで水遊びをしたのは今年初めてだったということです。