群発地震が続く鹿児島県十島村の久保源一郎村長は10日、島外避難者の帰島を早ければ16日から開始すると発表した。
村長によると、帰島の条件として、震度4以上の地震が村で5日間発生しなかった場合と規定。8日に震度4が観測されていることから、13日までに震度4以上が起きなければ、翌14日に帰島の意思を確認した上で、16日以降の村営船で帰島を進めるという。
島外避難は4日に開始。村によると、10日現在で悪石、小宝両島から0歳~90代の計64人が鹿児島市内などに避難している。避難継続を希望する人には支援を行う。
久保村長は記者会見で「帰島基準を示す方が、避難者にとって明るい展望が見えると思う。地震が収まれば幸いだ」と話した。 [時事通信社]