東京や大阪など35都府県に熱中症警戒アラート 2日(土)も危険な暑さに

今日8月2日(土)、環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを東北や北陸、関東以西の35都府県に発表しました。
対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給を心がけるとともに、屋外での長時間の行動を避けて室内でエアコンを使用するなど、積極的に熱中症予防を行ってください。
気温だけでなく暑さ指数も上昇
▼熱中症警戒アラートの発表状況(計37地域)
青森県 秋田県 山形県 栃木県 群馬県 東京都(東京地方、伊豆諸島) 神奈川県 長野県 山梨県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 新潟県 富山県 石川県 滋賀県 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 広島県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 山口県 福岡県 大分県 長崎県 佐賀県 熊本県 宮崎県 鹿児島県(奄美地方除く) 奄美地方 沖縄本島地方 八重山地方
熱中症警戒アラートの対象地域では、気温だけでなく暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあります。エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。
環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
環境省からのメッセージ
熱中症警戒情報対象地域の皆様へ
○熱中症警戒アラートが発表された地域において、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあるので、他人事と考えず、暑さから、自分の身を守りましょう!!
○まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごしましょう。
○その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしましょう。
○高齢者、乳幼児等の方は熱中症にかかりやすいので特に注意し、周囲の方も声かけをしましょう。
○皆で、身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認し、涼しい環境以外では、運動等を中止しましょう(皆で熱中症対策を積極的に取りやすい環境づくりをしましょう。)!!