9日深夜から10日未明にかけて福岡県で線状降水帯が発生し道路の冠水などの被害が相次ぎました。
11日朝にかけて再び線状降水帯が発生するおそれがあり、警戒が必要です。
9日深夜から10日未明にかけて、福岡地方と北九州地方で線状降水帯が発生し、新宮町と福津市付近で1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降りました。
松村かれん記者「宗像市のJR赤間駅近くの道路です。田んぼの水が増水した影響でしょうか、道路が冠水し車が傾いて水に浸かってしまっています」
9日未明から降った雨の量は、福岡市西区や宗像市で200ミリを超え、建物の浸水などの被害が相次ぎました。
浸水した会社の従業員「(会社に)来たら全部床が水浸しになっていて」「私が入社して初めてですこういうの」
11日正午までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで福岡県で250ミリ、佐賀県で200ミリと予想されています。
福岡や佐賀などでは11日朝にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
【交通への影響】大きな乱れ無し
JR日田彦山線の田川後藤寺と添田の間で、運休が出ましたが、九州新幹線と山陽新幹線、福岡市地下鉄は通常通りの運行、西鉄の天神大牟田線や路線バスなども通常運行となっています。
また福岡空港を発着する便にも影響は出ていないということです。