かみつきイルカは死んだ…福井県が発表、これまで海水浴客ら53人を負傷させる

福井県の海岸で近年、海水浴客らにかみつく行為を繰り返していた野生のイルカについて、県は13日、死んだことが確認されたと発表した。
県のまとめでは、県内沿岸で2022~24年、イルカにかまれて53人が負傷した。
県は6月、危害を及ぼしているとみられるミナミハンドウイルカ1頭に発信機を取り付け、位置情報を市町や海水浴場開設者らと共有してきた。7月1日を最後に受信や目撃情報は途絶え、今年は被害がなかった。
県水産課によると、今月13日正午頃、敦賀半島北部の海域で漂流しているイルカの死骸を漁師が発見。発信機が付いていたことやひれの形などから、県は被害をもたらしていたイルカと判断した。今後、専門家チームと死因の特定を進める方針。