兵庫県の斎藤知事が9月の補正予算案について説明しました。
61.4億円規模で、半分強の35億円はダムや道路といった公共事業に関するものですが、物価高対策やカメムシ対策、防犯カメラの設置補助なども含まれています。
農業者に対する支援、干ばつ応急対策支援として1.1億円を計上しました。農業用水の確保を支援するため、ポンプ設置の支援などを考えているということです。
カメムシ対策には2000万円。カメムシが食べて米や酒米に斑点ができる被害が相次いでいて、一斉防除する際の費用を支援するということです。
防犯カメラ整備には1000万円。地域の防犯カメラ設置の需要に応えて支援する計画で、1台12万円のカメラの3分の1(4万円)を補助し、新たに計250台の設置を支援するということです。
物価高対策について斎藤知事は、「物価高騰対策は国がしっかりやっていただくのが大事だと思いますが、減税か給付か、兆しが見えない中でできることは、自治体が創意工夫の中で実行するための交付金をいただくことが大事」と話しました。
補正予算案は9月議会に上程されます。