長崎県を訪問中の天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは12日午後、長崎市の平和公園を訪れ、原爆落下中心地碑に供花された。
ご一家は午後3時半頃、車で平和公園に到着。碑に向かってゆっくり進んだ後、テッポウユリなどの白い花束を碑の前に供え、深々と拝礼された。
この後、長崎原爆資料館を視察し、被爆者や伝承者と懇談される。懇談には、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の田中重光さん(84)が出席する予定になっている。
ご一家は東京・羽田発の特別機で正午過ぎに長崎県入りされた。今回の両陛下の訪問は、第40回国民文化祭と第25回全国障害者芸術・文化祭への出席に合わせたもので、戦後80年にあたり慰霊や被爆者らとの懇談に臨まれる。愛子さまの長崎訪問は初めて。