高市氏、靖国参拝見送り=石破首相と閣僚も、秋季例大祭

靖国神社(東京・九段北)の秋季例大祭が19日、3日間の日程を終えた。自民党の高市早苗総裁は参拝を見送った。21日召集の臨時国会で新首相に指名される見通しであることを踏まえ、外交への影響を考慮したとみられる。
高市氏は例大祭初日の17日に私費で玉串料を納め、「自民党総裁」と記した。これまでは閣僚在任中も含めて参拝を続けてきた。今月下旬から国際会議やトランプ米大統領の来日など重要な外交日程を控える。参拝すれば中国や韓国が反発するのは確実だった。
一方、石破茂首相は17日に祭具の真榊(まさかき)を奉納し、参拝を見送った。石破内閣の閣僚による参拝も確認されなかった。今年8月15日の終戦の日には小泉進次郎農林水産相と加藤勝信財務相が参拝している。 [時事通信社]