野生キノコで煮物やスープ、8人が嘔吐や下痢…毒キノコ「ツキヨタケ」だった

長野県飯田保健所は17日、下伊那郡の事業所で30歳代~70歳代の従業員ら男女計8人が毒キノコ「ツキヨタケ」を食べ、食中毒になったと発表した。いずれも快方に向かっているという。
同保健所食品・生活衛生課によると、8人は15日午後2時頃に従業員の知人から譲り受けた野生のキノコを使用した煮物やスープを食べたところ、同日午後3時頃から嘔吐(おうと)や頭痛、下痢の症状が表れた。同日に7人が病院を受診し、そのうち3人が入院した。すでに退院済みという。
同課は「食用と判断できないキノコは採ったり、食べたり、売ったり、人にあげたりしないことを徹底してほしい」と呼び掛けている。