埼玉・三郷市の飲酒ひき逃げ 中国籍の男、初公判で起訴内容を認める

埼玉県三郷市で下校中の小学生らを車でひき、飲酒運転の発覚を免れるために逃走した罪などに問われた中国籍の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、中国籍の鄧洪鵬被告(43)はことし5月、三郷市で酒を飲んで車を運転し、下校中の小学生4人をひいてケガをさせた上、飲酒運転の発覚を免れるため逃走した罪などに問われています。
30日の初公判で鄧被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。被告人質問で、鄧被告は飲酒運転をした理由について「酒を飲んで興奮し、交通違反の認識がそこまでなかった」と述べました。
検察側は冒頭陳述などで「事故前に知人と中華料理店で生ビールを5杯ほど飲んだ」「ドライブレコーダーには事故後、被告が『車を隠す』と話す様子が残っている」などと指摘し、懲役2年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月13日に言い渡される予定です。