3人死亡の集合住宅火災 「非常扉が開かなかった」複数の住人が証言 大阪・西成区

12日夜、大阪市西成区の集合住宅で3人が死亡した火事で、共同の廊下から外階段に出るための扉について、複数の住人が「開かなかった」と話していることが分かりました。
12日午後11時すぎ、大阪市西成区萩之茶屋にある集合住宅の5階で火事があり、3人が死亡した他、男性3人が搬送されました。搬送された3人のうち、1人は意識不明の重体です。
その後の取材で、複数の住人が火事が起きて廊下から外階段に出て避難しようとした際、「非常扉が開かなかった」と証言していることが分かりました。
(住人)「非常ベルが鳴ってエレベーターはロックがかかって動かないし、非常階段もあるんですけど、非常階段も(扉が)ロックかかって、要するに出口を塞がれちゃってるんで」
集合住宅には、体が不自由で福祉サービスを受けている高齢者らが生活していたとみられ、警察は建物がどのような事業目的で使用されていたのかなど、詳しく調べています。