山口・下関市長が中国出張を中止 中国側から「会議延期を」と連絡

山口県下関市は17日、前田晋太郎市長が18~20日に予定していた中国出張を中止すると発表した。中国・蘇州の太倉港と下関港は友好港協定を締結しており、19日に蘇州で友好港会議を開く予定だった。中国側から関係者を通じて「延期してほしい」と連絡があったという。延期の理由は分かっていない。
下関市によると、前田市長は18日に中国入りし、19日に蘇州で友好港会議のほか、下関港の利活用を中国側企業などにアピールする「蘇州セミナー」に参加。20日は日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所の視察などを予定していた。
しかし、太倉港を管理している江蘇太倉港口管理委員会が16日に、下関港湾協会関係者を通じて「都合が悪くなったので延期してもらえないか」と伝えてきたという。下関側は理由について問いたださず、延期を了承。渡航費用は下関市が負担する予定だったという。【山本泰久】