防衛省は17日、中国機と推定される無人機1機が沖縄県の与那国島と台湾の間の上空を通過したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して警戒に当たり、領空侵犯や危険な行為は確認されなかった。
無人機は15日午後、東シナ海方面から南下して与那国島と台湾の間を通過。太平洋上で旋回した後、同じようなルートで東シナ海方面へと北上したという。
防衛省は「飛行の意図や目的について確たることは申し上げられない」としている。
与那国島と台湾の間を中国無人機(推定含む)が飛行したと防衛省が発表するのは、2025年度は13回目となる。【松浦吉剛】