赤坂の女性切りつけ、1時間前からライブハウス周辺うろつく男の姿…ポスターにスプレーでバツ印も

東京・赤坂の雑居ビルで16日、音楽ライブに出演予定だった40歳代の女性が男に刃物で刺された事件で、逃走した男とみられる人物が、少なくとも事件の約1時間前から現場周辺にいたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は殺人未遂容疑で男の行方を追っている。
事件は午前10時25分頃に発生。女性が地下1階のライブハウスが開くのを1人で待っていたところ、左脇腹と左手を男に刃物で刺されて重傷を負った。
捜査関係者によると、男とみられる人物が自転車や徒歩で周囲をうろつく様子が現場近くの防犯カメラに映っていたという。男は黒色の作業着にキャップ姿で、自転車で逃走した。
ビルに貼られていたライブの告知ポスターに、スプレーでバツ印がつけられていたことも判明し、同庁が関連を調べている。