宮崎県は22日、同県日向市の養鶏場で見つかった高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏について、遺伝子検査の結果、高病原性の「H5亜型」が検出されたと発表した。国内の養鶏場で感染が確認されたのは今季5例目で、九州では初。県は同日、周辺の主要道路など4か所に車両を消毒する消毒ポイントを設置した。
県は同日朝に、この養鶏場で飼育されていたブロイラー約4万8000羽の殺処分を開始。養鶏場から半径3キロ圏内の養鶏場9か所(計約59万2000羽)について鶏や卵の移動制限区域に、同3~10キロ圏内の養鶏場49か所(計約174万3000羽)を域外への持ち出しを禁じる搬出制限区域に、それぞれ指定した。