北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんが、福岡県内で初めて講演しました。ともに拉致された母親を含む拉致被害者全員の救出を訴えました。
11月30日、福岡県東区で講演した曽我ひとみさん(66)は1978年、19歳の時に新潟県佐渡市で母・ミヨシさんとともに北朝鮮に拉致され、24年後の2002年に帰国を果たしました。
曽我さんが福岡県内で講演するのは初めてです。
およそ600人を前に、今も帰国がかなわない母・ミヨシさんをはじめ、拉致被害者全員の救出を訴えました。
■曽我ひとみさん(66)
「母を含む拉致被害者の救出のため、この先の1年が、たったの1日がもう待てないと訴え続けてきました。」
曽我さんは「多くの人に拉致問題を知ってもらい、今できることを考えてほしい」と話しています。