佐賀県有田町の松尾佳昭町長(52)が出張先の宴席でセクハラをしたとして、町議会は2日、問責決議案を全会一致で可決しました。
有田町議会に提出された問責決議案によりますと、松尾佳昭町長はことし9月、企業誘致に関連して愛知県名古屋市を訪れた際、誘致先の企業との宴席で酒に酔い、接客していた女性にセクハラ行為をしたということです。
松尾町長は11月、議会に対し「その時の記憶が全くない」と釈明していました。
その後の議会からの質問状に対しては「不徳の致すところであり、町長としてあるまじき行為だった」とセクハラを認めたということです。
定例議会初日の2日、松尾町長は体調不良を理由に欠席しました。
町議会は「町政に対する信頼を大きく損なった」として問責決議案を提出し、全会一致で可決されました。