宇部市の広範囲でガス漏れが発生したことを受け、都市ガスを供給している山口合同ガスは記者会見を開き陳謝しました。
全面復旧の見込みは現在調査中だということです。
山口合同ガスは4日午後5時から会見を開き、広範囲にわたるガス漏れやそれに伴う火災の発生、そして、1万2500世帯にもガスの供給停止を陳謝しました。
会社の説明によりますと設備に異常が発生したのは4日午前6時前でガバナと呼ばれる設備の異常が発生したということです。
ガバナは高圧で送られてくるガスを一般家庭で使用するレベルまで下げるための設備で市内・琴芝町にあるガバナで通常、一般家庭では2.26キロパスカルに設定されている供給圧力が何らかの不具合により通常の約12倍となる28キロパスカル程度に最高でなっていたと考えられるということです。
(山口合同ガス)
「直近が、2025年の2月5日に分解点検を行いまして、2回の分解点検時は、異常は認められていないというところでございます」
山口合同ガスによりますと現在、復旧に向けた作業を進めていて、病院や学校などについては安全を確認し順次供給を再開していくという事です。
また、一般家庭向けについては点検作業を進めていますが全面復旧の見込みは現在調査中だという事です。