過去最多の9人が出馬した静岡県伊東市長選で、得票が分散し、全ての候補者が法定得票数(有効投票総数の4分の1)に届かなかった場合は再選挙となる。
法定得票数は、投票率によって変動する。6日時点の選挙人名簿登録者は5万6909人。5月の前回選の投票率は49・65%で、今回も同程度の投票率だった場合、法定得票数は約7000。投票率が60%の場合は約8500、70%では約1万が目安となる。
総務省によると、再選挙になった首長選には、1979年の千葉県富津市長選や2022年の東京都品川区長選などがあり、いずれも5人以上が立候補していた。伊東市は、市長選の予算3700万円を専決処分しており、再選挙となれば同程度の予算が必要となる。