茨城の日本語教育機関で結核の集団感染を確認、19人中6人が発病…早めの受診呼びかけ

茨城県は18日、竜ヶ崎保健所管内の日本語教育機関で、結核の集団感染が確認されたと発表した。計19人が感染し、うち6人が発病している。患者はいずれも治療を受けるなどしており、感染がさらに広がる恐れはないとしている。
県疾病対策課によると、8月8日、生徒で外国籍の20歳代男性が結核と診断された。行動歴などを基に接触者の健康診断を進めた結果、生徒13人、教員3人、男性の友人2人の感染が確認された。男性は入院して治療を受けている。
県内での結核の集団感染は昨年、5年ぶりに1件が確認され、今年は初めて。同課は「結核の初期症状はかぜと似ている。2週間以上せきやたん、発熱の症状が続いたら早めに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。