富山県立大、1000人分の成績や単位取得状況を全学生・教職員が閲覧可能な状態に…学生23人が誤って閲覧

富山県立大は18日、特定の教職員のみで共有するはずの学生約1000人分の成績や単位取得状況のデータが、全学生と教職員に閲覧可能な状態になっていたと発表した。18日時点で悪用は確認されていないという。
発表によると、閲覧可能だったのは学生計923人分の氏名、学籍番号、成績と、非常勤講師6人分の履歴書、他大学の学生91人が受講した単位の取得状況。
学生や教職員が入っている業務用チャットなどのアプリ「チームズ」で、情報共有の設定を誤ったことが原因という。通常は表示されないが、アプリの検索ツールを使った際などに表示される状態だった。誰が設定を誤ったかや、いつから閲覧できる状態だったかは不明。
今月8日に学生の指摘で発覚した。大学は同日、本来の設定に戻し、誤って閲覧した23人の学生に聞き取りや保存データの削除依頼を行った。
大学のホームページに問い合わせ窓口を設置する。