パワハラで前多治見署長を訓戒=部下に「ふざけんな」、退職へ―岐阜県警

部下に「ふざけんな、てめえ」と発言するなどのパワハラ行為をしたとして、岐阜県警は24日、前多治見署長の男性警視(59)を本部長訓戒とした。警視は「部下の能力を伸ばしたいとの思いで指導していたが、うまく伝えることができなかった」などと話し、12月末に依願退職する意向を示しているという。
県警監察課によると、警視は多治見署長だった8月上旬~10月下旬、同署の部下4人に対し、「ふざけんな、てめえ」「そんなことも指揮できんのか」などと威圧的な叱責を繰り返した。警察本部に相談が寄せられて事案が発覚。警視は11月14日付で、警務部付に異動した。
實城晋吾・県警首席監察官の話 重く受け止め、引き続きハラスメント防止に取り組む。 [時事通信社]