菅義偉元首相、ラジオ番組出演でリーダー論語る「決断を下す勇気が必要」 首相時代の成果も

自民党の菅義偉元首相(衆院神奈川2区)は30日夕、俳優の森田健作元千葉県知事のニッポン放送番組に出演した。在任当時の新型コロナウイルス禍への対策を巡り「前例なき時こそ決断を下す勇気が必要だ」などとリーダー論を語った。
東京五輪を巡って開催までの間に激しい批判を浴びたが「政府として誘致した責任もある。開かなければ国際的な信頼も揺らぐ」と当時の胸の内を明かし「結果としてやって良かったと思う」と総括した。
首相時代の成果として不妊治療への保険適用(2022年4月から実施)の決断を挙げ、表明した自身の交流サイト(SNS)に2700万件超のアクセスがあったことを説明。「携帯電話料金の値下げの時の反響は1千万に届かなかったので正直言って驚いた」とし「政治家を30年やってきた中で最も反響が大きかった」と振り返った。