「この子、うちの前妻との娘と同じ歳なんだよ、かわいいだろ」──男は21歳年下の女性をこう自慢げに紹介したという。
北海道日高町のバーの壁の内側から、常連客だった看護師の工藤日菜野さん(28)の遺体が見つかった衝撃的な事件。北海道警は死体遺棄容疑でこのバーの経営者、松倉俊彦容疑者(49)を逮捕した。
「工藤さんの絞殺遺体は1月10日、店舗を捜索した道警が発見しました。壁の内側に1畳ほどの空間があり、工藤さんの遺体はそこに横たわっていた。開口部は木の板で隠されていたといいます。
工藤さんは昨年の大晦日から連絡が取れない状況になり、祖母が門別署に行方不明届を提出していました。バーに遺体が隠された状態で1月2日に営業が始まり、たこ焼きパーティーをしていたことも分かっています」(地元事件担当記者)
バーの近くの戸建ての自宅で、妻子と暮らしていたという松倉容疑者。親子ほど年の離れた工藤さんとはどのような関係だったのだろうか。
NEWSポストセブンが現地で取材したところ、2人が深酒していたという証言が複数得られた。ある飲食店を経営する女性は、「松倉さんは酒癖が悪くってねえ」と嘆息する。
「うちで飲んで寝てしまってなかなか起きないなんてことが何回もありましたよ。酒癖が悪くて有名だったから、彼に嫌悪感をもっている住民もいました。お客さんから松倉さんが直接『俺、あんたのこと大嫌い』なんて言われたことがあったようです。町内の別の飲食店オーナーが、松倉さんについて愚痴をこぼしているのも聞いたこともあります」
過去には松倉容疑者が、亡くなった工藤さんを連れて来店したこともあったという。
「昨年、松倉さんが被害者の女の子と男性客を連れて、3人で来店したことがあったんです。ボックス席に座っていたんだけど、松倉さんが『この子、うちの前妻との娘と同じ歳なんだよ、かわいいだろ』と言っていて、明らかに好意を持っていました。松倉さんは現在結婚していますけど、離婚歴があるとも聞いています。
私からしたら娘と同じ年の女の子にデレデレするなんて気持ち悪いと思ったんですが、工藤さんは嬉しそうにしていましたね。距離も近いし、松倉さんが工藤さんの耳元で囁いたりしていたし、付き合っているんだろうなという雰囲気でした。
松倉さんは家庭生活について愚痴をこぼしたりもしていたから、円満とは言えなかったと思いますよ」
松倉容疑者に妻子があることは知られていたが、それでも工藤さんとの距離感の近さは周囲に隠さなかったようだ。