国民民主、参政、みらい…「第三極」中小政党で分かれた「明暗」

自民大勝、中道大敗の一方、明暗が分かれたのが「第三極」中小政党の選挙結果だ。
2024年の前回衆院選、25年参院選で躍進した国民民主党は公示前の27議席から横ばいの28議席。目標の51議席に及ばず、玉木雄一郎代表は「党代表としては万歳とはならない」と神妙だった。
公示前に2議席だった参政党は15議席と躍進したが、目標の30には届かず。神谷宗幣代表は「反省点もある」と話していた。大幅に議席を伸ばしたのがチームみらい。衆院に議席はなかったが、11議席に躍進。目標の5議席を超え、安野貴博党首は「応援していただいた皆さんのおかげ。感謝したい」と満面の笑みである。
第三極の中で最も勢力が大きい国民民主は“高市旋風”が吹きすさぶ中、愛知県など複数の小選挙区で勝ち切り、一定の地力を示した格好。ただ、躍進した参政やチームみらいと比べると見劣りする。かつて玉木氏は「次の首相」ともてはやされていたが、「今は昔」の感すら漂う。
国民民主の内情に精通した政界関係者が言う。
「この間、支持率が急激に上がった割に、コアな支援者が増えていない。そのため、党では事務を担う職員が慢性的に不足している。候補者本人がポスターやチラシの文言の調整といった細かい雑務に追われている状況。伸び悩んでも仕方ない状況だったわけです」
「もっと手取りを増やす」というコピーが弱すぎた
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は今回の結果をこうみる。
「国民民主はガソリン減税といった手柄を高市政権に取られ、伸び悩んだと思います。『もっと手取りを増やす』というコピーも弱かった。参政もアピールポイントの外国人政策などで高市政権にお株を奪われ、思ったほど伸びなかった。一方、チームみらいは主要政党の中で唯一、消費税減税でなく社会保険料引き下げを掲げた点が有権者に刺さった。若い候補を積極的に擁立したことも前向きに受け止められたのでしょう」
圧勝した高市政権とは、どう向き合うつもりなのか。
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