「なにするんや。社会に戻るんやろう」制止を無視し斧で切りつけ殺害か 大津保護司殺害事件 裁判で明らかになった犯行当時の状況 被告は起訴内容認めるも「守護神の声に支配されて…」

滋賀県大津市で保護司の男性を殺害したとされる男の裁判員裁判が始まり、事件当時、被害男性の制止を振り切り犯行に及んでいた状況が明らかになりました。

起訴状などによりますと、飯塚紘平被告(36)は保護観察中のおととし5月、自身の保護司だった新庄博志さん(60)をナイフと斧で襲い、殺害した罪などに問われています。

17日に始まった裁判員裁判で、飯塚被告は起訴内容を認め「守護神様の声に支配されてやりました」と述べました。弁護側は「責任能力がなかったか心神耗弱状態にあった」などと主張しました。

また、裁判の中で事件当日の状況も明らかになりました。面談のために新庄さんの自宅を訪れた飯塚被告はトイレを済ませたあと、右手に持ったナイフでイスに座っていた新庄さんを背後から刺したということです。その際、新庄さんから「なにするんや。社会に戻るんやろう」などと言われましたが飯塚被告は無視し、斧で新庄さんを切りつけました。

飯塚被告は犯行後、凶器をキッチンで洗い、川などに捨てたことから検察側は犯行の計画性や執拗性があったと指摘しました。

裁判は18日も行われ、被告人質問などが予定されています。