立憲民主党の水岡俊一代表は13日、記者会見に出席。中道改革連合に対する資金援助について問われると「無理かな、と思っている」と述べ、“資金難”について言及した。
中道は、立憲民主党と公明党の衆院議員らで結成されたが、今年2月の衆院選で所属議員らが多数落選。当選者数は、公示前の立民と公明の計167人から49人へと大幅に減少した。小川淳也代表は党の財政状況をめぐり、「衆院選の選挙対策費で相当額の支出があったことも事実だ。そう遠くない内に支払いにめどをつけなければいけない」と吐露した。
政党交付金の配分額が減る一方で、増大した落選者支援が党の財政を圧迫。その結果、小川氏が招かれたスペインでの国際会議には自腹を切って出席。さらには、クラウドファンディング(CF)で資金を集めるなど、華やかな議員生活とは裏腹な状況のようだ。
とにかく、落選者が離党しないように、つなぎとめにも必死だ。クラウドファンディングで年内に1億円達成を目指すとしているが、党内からも「仮にも衆院で野党第一党なのに情けない」などと疑問の声も続出。
SNS上でも「かつての野党第一党と誇っていた政治家の方々が、お金の事ばかりを論じている光景を拝するとこの国政政党の存在意義とは何なのだろうか」「もはや存在意義を問われているのにこれで選挙に勝てるわけがないだろう」「国政政党で代表選をしないで選ばれた(水岡)代表は筋が通っていないように見えて好ましくない」と厳しい意見が散見できる。
個人や企業・団体からの献金などに加え、当面の金策としてCFの準備も進めているようだ。小川氏は、「広く小口資金をもって党財政を支えていくように有権者にお願いする」と懇願。ただ、CFはシステムの費用負担も大きく、中道の中堅は「逆に赤字にならないだろうか」と懸念の声も上がっている。
機能不全に陥っている栃木県内では、2月の衆院選で落選した栃木2区の福田昭夫氏が先月31日、同4区の藤岡隆雄氏が1日に離党届を提出。軸となるはずの2人の離脱で先行きが見通せない状況となっている。
中道とは、右派・左派のいずれにも極端に偏らず、対立や矛盾を調整しながら最適な道を探る立場や思想であり、政治・哲学・文化の各領域で重要な役割を果たす。だが、前途多難なだけに、改めて存在意義が問われる。