日豪、同志国との安保協力拡充=護衛艦輸出「29年納入」―防衛相会談

【メルボルン時事】小泉進次郎防衛相は18日、訪問先のオーストラリア南東部メルボルンでマールズ国防相と会談した。インド太平洋の安全保障で日豪を「同志国連携の中核」と位置付けることで一致。海洋進出を活発化させる中国やミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対する抑止力向上を念頭に、米国の他、フィリピン、インドなどとの協力を拡充させる方針を確認した。
両氏は会談後、海上自衛隊護衛艦「もがみ」改良型が選定された豪海軍フリゲート艦新造計画を着実に進めるため、艦艇の対豪輸出に関する覚書に署名。1号艦を2029年12月に納入することで合意した。全11隻のうち最初の3隻を日本で、残りを豪国内でそれぞれ建造する。
小泉氏は共同記者会見で「自由で開かれたインド太平洋と法の支配を守り、新たな戦争を起こさせないため、共同で抑止力を高める。日豪の安保協力を最大限に広げていく」と強調。米国が中東紛争に精力を割かれる中、「あらゆる形の多国間連携があり得る。一番いい形を探り、実現したい」と語った。
マールズ氏は「日本ほど戦略的整合性と信頼が完全に結ばれている国は他にない」と主張。もがみ改良型導入については「豪軍の背骨となる。日本が輸出規制を緩和したことはありがたく、防衛産業の協力も強化したい」と述べた。 [時事通信社]