愛知県警天白署は19日、名古屋市内で自転車に乗っていた70代のアルバイト男性が、警察官を名乗る男性2人から「歩行者がいるのに手信号をしないのは違反です」と声を掛けられ、「違反金」として現金5万円をだまし取られたと発表した。16歳以上の自転車運転者の交通違反に反則金を納付するよう通告する「青切符」制度を悪用した詐欺事件として調べている。
同署によると、被害に遭った男性は17日午後3時5分ごろ、同市名東区の路上で、車に乗った2人組に呼び止められた。2人組は「この場で違反金を支払わないといけない」などとうそを言ったという。男性は19日になって街頭防犯活動をしていた署員に経緯を伝え、だまされたことに初めて気づいた。
2人は20~30代くらいで、ともに身長約170センチ、青色シャツに黒色ズボン姿で、白色マスクを着けていたという。
同署は「取り締まりの現場で警察官が直接現金を受け取ることは絶対にない。直接支払いを求められたら110番を」と呼び掛けている。【岡村恵子】