防衛省でも除染土を再利用へ 石原環境相が表明 新宿区では初

石原宏高環境相は21日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故後に福島県内の除染で出た土を、新たに防衛省(東京都新宿区)と最高裁判所(千代田区)の敷地内の花壇で計6立方メートルを再利用すると明らかにした。除染土は既に千代田区永田町の首相官邸の庭や、同霞が関の中央省庁の花壇など計10カ所(計68立方メートル)で利用されているが、新宿区では初めて。
石原環境相は「一層の理解醸成が図られることを期待する」と述べた。開始時期は明らかにしなかった。
福島県大熊、双葉両町の中間貯蔵施設で一時保管されている除染土(約1400万立方メートル)は2045年3月までに県外で最終処分することが法律で定められている。政府は最終処分量を減らすため、放射能濃度が比較的低い除染土を公共事業などで利用する方針を示している。国民の理解醸成を図るため、今後は省庁の出先機関などでの再利用も実施する方針。【高橋由衣】