北海道・旭川市で、女子高校生を橋から転落させ殺害したなどの罪に問われている23歳の女の初公判が始まりました。内田梨瑚被告は「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と起訴内容を否認しましたが、共犯の女は自身の裁判で、内田被告の主張と食い違う発言もしていました。
カメラ目線で歌を歌う女。内田梨瑚被告23歳です。
2024年、北海道旭川市で17歳の女子高校生が橋から転落し殺害された事件。起訴状などによりますと、内田被告は女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと何度も怒鳴り、女子高校生を川に落とし殺害したとされています。
事件の発端はSNS上のトラブルでした。女子高校生がSNSで内田被告がラーメンを食べている写真を無断で使用したことに対し、 内田被告は女子高校生を電話で脅した上で、示談金の名目で金銭を要求。道の駅に呼び出し、立ち寄ったコンビニの外で暴行を加え、車に乗せ監禁したとみられています。
この事件を巡っては当時19歳で特定少年だった小西優花受刑者が殺人などの罪に問われ懲役23年の有罪判決が確定しています。裁判では内田被告、小西受刑者、被害に遭った女子高校生の3人が立ち寄ったコンビニの防犯カメラの音声が流されました。
そこには「お前が悪いんだ」「誰も助けてくれねえぞ」という声とともに、女子高校生とみられる「通報してください」と泣き叫ぶ声も記録されていたということです。
内田被告は映像から目をそらす様子が見られました。
「私には殺意はありませんでしたし橋から落下させていません」。小さな声で殺人などの罪を否認した内田被告。小西受刑者は 自身の裁判で「梨瑚さんが(被害者の)体を押しました」と、内田被告の主張と食い違う発言もしていました。
今回の裁判は殺人の実行行為や殺意があったのか、共犯者との共謀の有無が最大の争点です。内田被告の弁護人は、高校生を橋に残し現場から立ち去る途中叫び声と、大きな音がしたと主張。さらに「女子高校生を橋の上に残し、携帯電話などを置いて立ち去っている」として、殺人の罪を否認しました。
一方、検察は「橋から突き落としていないとしても転落させるに至った行為が殺人の実行行為と言える」と主張しました。判決は6月22日に言い渡される予定です。