園児切りつけの元保育士、初公判で殺意否認…弁護側「痛い目をみれば言うことを聞いてくれると思った」

勤務先の鹿児島市の認定こども園で男児(当時2歳)を切りつけるなどしたとして、殺人未遂罪などに問われた鹿児島県南九州市、元保育士笹山なつき被告(23)の裁判員裁判の初公判が18日、鹿児島地裁(小泉満理子裁判長)であった。罪状認否で笹山被告は「殺意はありませんでした」と述べ、殺意を否認した。別の女児(当時1歳)への傷害罪の起訴事実は認めた。
起訴状などによると、笹山被告は2024年6月7日、認定こども園で、カッターナイフで男児の右首付近を切りつけ、全治約1か月のけがを負わせたとされる。また、同月3日、女児の鼻を園内の家具に打ち付けて約1週間のけがを負わせたとしている。
検察側は冒頭陳述で、「男児が泣き出したためにいらだち、右首付近に力を込めてカッターナイフを差し込んだ」として殺意があったと主張。弁護側は「痛い目をみれば(男児が)言うことを聞いてくれると思った。殺そうという意思はなかった」と反論し、傷害罪にとどまると訴えた。