三原市強盗殺人 犯行当日の2人が付近の防犯カメラに

三原市の会社敷地内で男性を生き埋めにしたとして男が逮捕された事件で、犯行当日の2人の様子が、現場近くの防犯カメラに映っていたことが分かりました。
29日、強盗殺人の疑いで逮捕された倉本幹太容疑者(29)。警察によると2026年3月、三原市沼田(ぬた)の会社敷地内で、自営業の徳田雅希さん(当時29)を土の中に生き埋めにして窒息死させ、700万円の返済を逃れようとした疑いです。調べに対し容疑を否認しています。
捜査関係者によると事件当日、2人が乗る工事車両が現場方向に向かった後、倉本容疑者1人が帰る様子が、付近の防犯カメラに映っていたことがわかりました。
そして、事件発覚のきっかけとなったのは別の事件でした。今年2月、東広島市の住宅で会社役員の川本健一さんが殺害された事件。この事件の捜査の過程で徳田さんの遺体が見つかりました。遺体発見は、徳田さんが殺害されてから約2か月後。当初、警察は死因を「不詳」と発表していました。
専門家は、2か月ほど時間が経つと解剖で死因を特定すること自体難しいといいます。
■千葉大学 法医学教室 岩瀬 博太郎 教授
「遺体の臓器が腐っているので、まともに所見がとれなくなる。病気で死んだのか、首絞めとか窒息で死んだのか、 特定は普通は死後2か月では無理。だから死因が不詳と発表されているんだと思いますね。」
その後の鑑定結果などから、警察は29日の会見で死因を「窒息死」と発表しました。遺体に目立った外傷はなかったということです。
また「生き埋め」という殺害方法を実行するには、特別な手段が必要になるといいます。
■千葉大学 法医学教室 岩瀬 博太郎 教授
「生き埋めにも色々ありますからね。場合によっては、何らかの形で薬で眠らせているところを埋めるかもしれないし、縛ったりして穴から出られないようにしてから生き埋めにするとか。身動きできないようにする必要はあるでしょうね。」
警察によると犯行当日、徳田さんが穴の中にいたときは、脱出が難しい状態だったということです。また、倉本容疑者が現場の整地工事を請け負っていて、徳田さんを現場に誘い出したとみられることも新たに分かりました。
警察は倉本容疑者の計画的な犯行とみて、捜査を進めています。
【2026年6月30日 放送】