群馬県伊勢崎市の住宅で6歳の長女と3歳の長男が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。父親が警察に出頭し、「首を絞めて殺した」などと話しているということです。
5日夜、群馬県伊勢崎市の住宅街にサイレンが鳴り響きました。警察車両が赤色灯を光らせ向かった先には、救急車が2台。そして、警察官らの姿もありました。
小学1年生で長女の井上明莉さん(6)と長男の柊利ちゃん(3)が亡くなりました。
長女・明莉さんに対する殺人の疑いで逮捕されたのは、死亡した2人の父親の井上敏典容疑者(42)でした。
井上敏典容疑者
「ネクタイなどで首を絞めた」
警察によると、子どもに関する相談歴はなかったという一家に何があったのでしょうか。
6日午前中、雨が降るなか、警察による鑑識作業が行われました。
この家には、父親と母親、子ども2人の4人が暮らしていました。警察によりますと、亡くなったのは小学1年生の井上明莉さん(6)と柊利ちゃん(3)です。
5日夜、事件が起きた自宅周辺には警察車両がかけつけました。
近所の住民
「外へ出たら道路が遮断されて、100mくらい通行止めだった」
「パトカーが来て近いよねって話になったら、目の前にとまり始めた。怒鳴り声とかはなかった」
現場となったのは、群馬県伊勢崎市の住宅で、近くには公園や保育園がある閑静な住宅街です。
5日午後8時ごろ、母親からの「子どもが倒れている」との通報で、事件は明らかになったといいます。警察官などがかけつけると、2階の寝室とみられる部屋の布団の上で明莉さんと柊利ちゃんが倒れていたということです。その場で死亡が確認されました。
2人に目立った外傷はありませんでしたが、首には絞められたような痕があり、明莉さんの近くには複数のネクタイが落ちていたということです。
井上容疑者は、調べに対し「長女と長男の首を絞めて殺した」「ネクタイなどで首を絞めた」と明莉さんの殺害について容疑を認めていて、柊利ちゃんについても殺害をほのめかしているということです。
明莉さんは4月に小学生になったばかりでした。明莉さんを知る人は…
近所の住民
「元気で活発で明るくて、(明莉さんの)おじいちゃんが囲碁を教えてたので、本人も囲碁にすごい興味があって、うちの子も囲碁やってたので一緒にできるようになるといいねって。学校でも明るい子って子どもたちから聞いている」
「『おはよう』って言うと向こう(明莉さん)も『おはよう』って」
子どもを明莉さんと同じ学童に通わせているという保護者は「明莉ちゃんと遊んだ子の話を金曜日に聞いて、『月曜日待っているね』って明莉ちゃんが言ったんですって。すごくショックでした。子どもも同い年だし」と話していました。
事件当時、井上容疑者は仕事が休みだったということです。一方で、母親は朝から仕事へ。夜、帰ってくると、子どもが倒れているのを発見したといいます。通報後、母親は「旦那がいない。連絡もとれない」と話しました。
警察官が井上容疑者を捜そうとすると、自ら車を運転し、警察署に来たといいます。警察官に声をかけられた井上容疑者は「子どもを殺した」と答えたということです。
井上容疑者はスーパーで働いているといいます。近所の人は、井上容疑者が子どもと公園にいるところを見かけたことがあると話します。
近所の住民
「2人連れていたよ、公園に。今年の2月ごろかな。優しそうなお父ちゃん」
――乱暴とかイメージは
近所の住民
「ないない、そういうのは全然ない」
「本当に平和なお宅ってイメージしかなかった。人柄もいい人だったから、怖い感じもないし、暗い感じもないし、本当に普通のお父さん」
また、井上容疑者の小中学校の後輩だという人は「中学校の同じ野球部で真面目で後輩思いの人。昔から明るい感じで物静かな方で目立つような人ではなかった」と話していました。
近所の住民
「おまわりさんも何人かいて、普通じゃないなって思った。何の意味でそういう事件が起きたのか」
子どもに関する警察への相談歴はなかったという一家。警察は7日、明莉さんの司法解剖を行うとしていて、死因の特定を急ぐとともに、事件の詳しい経緯や動機について調べています。
(7月6日放送『news zero』より)