初代「国家情報局長」に原和也内閣情報官=分析の司令塔、31日に局設置

政府は24日、インテリジェンス(情報収集・分析)分野の司令塔機能を担う新設の「国家情報局長」に原和也内閣情報官(58)を起用すると発表した。発令は31日付。国家安全保障局長と同格の位置付けとなる。700人規模の「国家情報局」も同日発足させる。
原氏は警察庁出身で、同庁警備局長など公安畑を中心にキャリアを積んだ。木原稔官房長官は記者会見で「インテリジェンスに関する豊富な経験を有しており、職責を十分に果たすことを期待している」と語った。
情報局は5月に成立した「国家情報会議」設置法に盛り込まれたもので、現在の内閣情報調査室を格上げする形で設置される。政府内の総合調整権限が付与され、首相と関係閣僚でつくる国家情報会議の事務局を担うとともに、情報収集・分析を進める。
高市早苗首相は情報局設置などを「インテリジェンス改革の第一歩」と位置付けており、スパイ防止関連法整備や対外情報庁(仮称)創設に向け、今夏に有識者会議を設ける方針だ。
原 和也氏(はら・かずや)一橋大経済卒。90年警察庁に入り、埼玉県警本部長、警備局長を経て、23年6月から内閣情報官。58歳。兵庫県出身。 [時事通信社]