自民と維新初の「閣内協力」実現へ、維新・中司宏幹事長の入閣で調整…内閣府特命担当相に起用見込み

高市首相(自民党総裁)は、近く行う内閣改造で、日本維新の会の中司宏幹事長(70)を初入閣させる方向で調整に入った。内閣府特命担当相に起用する見込みで、具体的な担当は今後、判断する。自民・維新連立による高市内閣が昨年10月に発足して以降、維新からの入閣は初めてで、「閣内協力」が実現することになる。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。中司氏は衆院大阪11区選出で当選3回。大阪府枚方市長などを経て国政に進出し、昨年8月から党幹事長を務めている。高市内閣発足後は、連立与党のパートナーとして自民の鈴木幹事長と連携を深めてきた。安定感や調整力に定評があり、首相側と維新側の協議の結果、中司氏が適任と判断した。
首相は就任以来、維新との連立合意の着実な履行を重視し、維新には入閣を呼びかけてきた。維新はこれまで、自民との信頼関係構築を優先する観点から「閣外協力」とし、政府とのパイプ役として遠藤敬国会対策委員長を首相補佐官に就けるにとどめていた。
維新が閣内協力に移行することで、政権運営での責任の共有が徹底されることになる。首相としては、来月5日にも召集される臨時国会で消費税減税関連法案など重要法案の審議を控え、基盤を強化し政権の安定につなげたい考えだ。
首相は維新からの閣僚は中司氏1人とする一方、副大臣・政務官への起用も検討している。維新側は、中司氏の後任の幹事長人事を急ぐ構えだ。