予算10倍超要求の内閣広報室に批判殺到、大物声優からも異論! それでも“強気の姿勢”に広がる波紋

内閣広報室への批判がやまない。2027年度予算の概算要求で、今年度予算(7億円)の10倍超となる72億3000万円を求めていることについて、今度は“大物声優”からも異論が上がった。
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役で知られる声優の緒方恵美氏が、23日に自身のXを更新。くだんの内閣広報室のニュースを引用し、「その予算で救えるものがたくさんあるのに──なぜ」と投稿。ハッシュタグも「#貧困 #不況 #被災地救済」などと添えた。さらに24日は、高市内閣の情報発信について「国会や党首討論会等を総理は避けてる?と感じるほど参加率が低いのも不安です」と、疑問を呈した。
ただでさえ高市首相は、国会や報道陣の取材に対応する時間が歴代首相と比べて少ない。内閣広報室の予算が大幅増額されれば、政府の一方的な発信がますます増えるとの懸念も高まっている。
■炎上しても意に介さず
そんな批判を尻目に、広報室を統括する佐伯耕三内閣広報官は、相変わらず“謎”投稿を連発している。
20日には、彼が運営するXアカウント「内閣広報官(色々投稿試し中)」が、内閣改造後に首相と閣僚が揃った「ひな壇」の写真を投稿。
なぜかモノクロで、赤色のカーペットだけがそのままの色になっているという、イマイチ意図の分からない加工を施した。これにはSNS上で、〈その演出いらん〉〈初めて写真加工を覚えたガキみたいでおもろい〉〈センスが無さすぎ〉などと、酷評の嵐だ。同アカウントはこれまでも報道を牽制したり、政府の広報なのか高市首相個人のPRなのかわからないような投稿を繰り返し、度々炎上している。
しかし、佐伯氏は意に介していない様子だ。「中央公論」10月号(今月10日発売)のインタビューに登場。「批判と失敗を恐れず国益を貫く『役人道』」とのタイトルで、「国民国家のために何を成し遂げようとしたのか。そこが明確にあるなら、批判を気にせず貫けば良いと思います」と、自信満々に持論を展開した。
ただ、佐伯氏がもくろむ「政府の発信強化」が実現するかは不透明だ。
「正直、従来の10倍超の予算増要求は、だいぶふっかけましたね。霞が関では『佐伯さんが手がける情報発信は本当に政府のためになっているのか』と、疑問の声があるのも事実。要求通りの予算になるかはわかりません」(霞が関関係者)
内閣広報室は予算うんぬん以前に、センスのないトップの交代が必要だろう。
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