堤防が決壊した千葉県印旛沼の周辺では、今も浸水が続いている中、台風26号が再び関東へ影響を与える恐れが出ています。
【画像】台風26号 再び関東に影響か
水は引かず…復旧見通し立たず
太陽光パネルから立ち上る、赤い炎と白い煙。24日午前8時半過ぎ、千葉県成田市にある太陽光発電施設で、「ソーラーパネルが燃えている」と近くに住む住民らから通報がありました。
ソーラーパネルは堤防が決壊した印旛沼沿いにあり、冠水していましたが、水が引いたことで一部がショートして火が出たとみられるということです。
壊滅的な被害を受けた施設は他にもあります。
狭い桶の中で、身を寄せ合いながら泳ぐニシキゴイ。
決壊した堤防から500メートルほど離れたところにある、ニシキゴイや金魚などを養殖する「谷養魚場」では、いけすがあるハウスなど広大な敷地が浸水。わずかに生き残った魚を、別の施設に移す作業が行われていました。
谷養魚場 谷健治代表
「ほぼ全滅だと思ったほうがいいですね」
「(Q.どれぐらいいたんですか?)10万匹くらいは」
台風が去っても、敷地内にたまった水はいまだに引かず、復旧の見通しは立っていません。
「(Q.コイですか?)たぶんソウギョ」
魚たちを助け出す作業は、日が暮れた後も続きました。
「皆、遅くまでやってくれてる。一番伝えたいことです」
新たな台風接近も
こちらのコメ農家は、収穫がまだだった7割近くのイネが被害に遭いました。
コメ農家 薄田直樹さん
「この状態で刈ったとしても、もう商品としては無理」
当時、農機具を移動させようと家族で倉庫にいましたが、急な浸水のため間に合いませんでした。被害額は3000万円に上るといいます。
「まずは農家自体を続けるのか考えないといけない」
千葉県は24日、住宅の浸水被害が床上・床下合わせて884棟に上ったと発表しました。
被害は飲食店でも。泥水につかった畳を運び出す作業をしています。
3日前は浸水していた店内。24日になって、ようやく水が引いてきたといいます。
和風レストラン錦谷 谷芳紀代表
「費用もかかると思うが、保険でどのくらいカバーできるか。国・県・市で、どんな補償か気になります」
復旧作業もままならない中、新たに台風26号が発生。来週にも列島に近づき、秋雨前線も相まって、再び関東に影響を与える恐れが出てきました。
こちらの飲食店も、新たに購入したブルーシートで備えます。
「この前みたいに豪雨がきたら、同じように浸水しちゃう。一時も早く決壊した場所を何らかの手段で埋めてもらわないと、やっても意味がなくなる」
(2026年9月25日放送分より)
テレ朝天気