2025年11月の茨城県神栖市長選で当選した木内敏之市長(65)が当選を無効とした県選挙管理委員会に裁決の取り消しを求めた訴訟で、請求を棄却した東京高裁判決を不服として最高裁に上告した木内氏は24日、当初予定していた記者会見を中止し、談話を発表した。台風25号の被害に対応するため会見を延期した。
木内氏は18日に上告した。談話によると、高裁判決には「明らかな法令違反などがある」と主張。県選管が無効とした「まんじゅうや」「だんごさん」の票について、今回の市長選では2票が指し示す候補者は自身しかいないと強調。「十分な検証もせずに安易に通用性がないと断定した判決には疑義がある」と主張している。
さらに、選挙区内の実態を確認するため、高裁の法廷に証人や当事者らを呼び出す証拠調べを要請し、他事記載とみられる票の原本を直接確認するよう求めたが受け入れられなかったと指摘。その上で「最高裁には適正な判断をしていただきたいと考え上告した」と説明している。
市秘書課によると、台風25号の影響で市内では道路の冠水などの被害があり、災害対応のため会見を延期したという。【古賀三男】