青森県は28日、線状降水帯が発生した影響で大規模な土砂崩落が起きた同県鰺ケ沢町の町道中村長平(ながだい)線について、町単独での復旧が困難であることから、県が代行して復旧工事を実施すると発表した。29日に工事に着手し、年内にも片側交互通行での通行再開を目指す。
県内では2日未明に線状降水帯が発生し、鰺ケ沢町では1~2日にかけての12時間で観測史上最多の雨量を記録した。町内では住宅への浸水被害や土砂崩れなどが相次いだ。
県によると、町道中村長平線は19カ所で大規模な土砂崩落などが発生。迂回(うかい)路は確保されているものの、現在まで通行止めが続く。復旧費用は4億5000万円に上る。被災規模が大きいことから、町が県に工事の代行を要請していた。
また県は、中規模半壊の被害を受けた世帯に対し、再建資金を支給する支援制度を適用すると明らかにした。宮下宗一郎知事は28日、報道陣の取材に応じ、「鰺ケ沢町民の生活がいち早く通常に戻るよう、迅速に対応していきたい」と説明した。【神崎修一】