東京都は23日、都の政策連携団体が配信するメールマガジンに登録していたメールアドレスや氏名などの個人情報が最大約1万6千件漏洩したと発表した。配信を委託するラクスライトクラウド(東京都渋谷区)のサービス「ブラストメール」への不正アクセスが原因。同サービス契約者の情報漏洩は報告が相次いでいる。
被害を受けたのは、都が連携する「東京都農林水産振興財団」が委託している事業者が利用しているメール配信サービス。登録事業者は主に「東京広域援農ボランティア事業」に携わる生産者やボランティア参加者で、氏名、メールアドレス、属性といった個人情報が漏洩した。
外部の第三者がラクスライトクラウド社のAPI用のサーバー2台に侵入し、同社の販売管理システムやサービスのデータベースに接続してデータを持ち出したという。
侵入経路の詳細などは調査中で、サービスの利用とメール配信を停止している。都は同社に対し、漏洩範囲や原因、再発防止策について詳細な報告を求めている。
ラクスライトクラウドの「ブラストメール」への不正アクセスによる配信先リストなどの情報漏洩を巡っては、環境省が配信する複数のメールマガジン登録者のアドレスや氏名約2万2000件、山梨日日新聞運営の就活支援事業の登録者1万5000人分、東京メトロのメルマガ登録者のアドレス約8万件、NHK出版「みんなの趣味の園芸」のメルマガ登録者の情報約12万7000件など、契約者からの発表が相次いでいる。