今年5月、東京・銀座の複合施設「GINZA SIX」に入る銀行でスプレーがまかれ30人がけがをした事件で、逃走していた中国籍の男が逮捕されました。
今年5月、東京・銀座で起きたスプレー噴射事件。現場となったのは複合施設「GINZA SIX」の中でした。30人がけがをするなど銀座の中心が騒然となった事件からおよそ5か月、現場から逃走していた男が逮捕されました。
ただ、事件に関わった人物はほかにもいる可能性があります。
29日も多くの人でにぎわっていた東京・銀座。その中心地で今年5月、複合施設「GINZA SIX」に入る銀行で、スプレー噴射事件が発生しました。
現場には、防護服を着た隊員やドクロマークとともに「汚染物収納」と書かれた袋が。
現場近くにいた人
「何が起こったのか分からない。ただ、近づくなと。においは一切ない。急に喉がいがらっぽくなって、むせて」
30人がけがをし、うち25人が病院に搬送される事態になりました。
現場からは男が逃走していましたが、事件からおよそ5か月で、逮捕に至りました。
警視庁によりますと、逮捕されたのは大阪府に住む中国籍の大学生、叶盛楓容疑者(24)です。辛味成分の「カプサイシン」が含まれたスプレーを噴射し、30代の男性らにけがをさせた疑いがもたれています。
現場となった銀行のATMコーナーに30代の男性がいたところ、叶容疑者がスプレーを噴射。近くにはほかに人はおらず、この男性を狙ったとみられています。
スプレーは男性の目に向けて噴射されたということです。
当時の映像を見てみると、現場で鑑識を行う捜査員の顔ほどの高さに赤いスプレーの跡のようなものがあるのが分かります。
叶容疑者と男性には面識がなく、この男性が狙われた理由や、大阪に住む叶容疑者がいつ東京にやってきたのかは、現時点では分かっていません。
そして29日、新たに分かったのは、“共犯者”とみられる存在です。
実は事件直前、現場近くで叶容疑者が誰かと話し合っている様子が防犯カメラに映っていたといいます。
叶容疑者がスプレーを噴射したとみられるときには、その人物は、近くで“見張り役”をしていたとみられています。
そして事件後、叶容疑者と同じく、現場から逃走したということです。
叶容疑者は調べに対し「事実については話したくありません」と話しているといいます。
警視庁は、叶容疑者とは別に事件に関わった人物がいるとみて、捜査を続けています。
(10月29日放送『news zero』より)