匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関わった違法薬物の発見に貢献したとして、千葉県警は10月28日、鑑識課所属の警察犬、ジーナ(雌、5歳)とメイ(雌、4歳)の2頭に表彰状を贈った。成田空港などでは税関の麻薬探知犬が活躍しているが、県警の警察犬が違法薬物を発見したのは初めてという。
県警によると、今年5月、違法薬物の密売グループが使用していた乗用車を押収し、捜査員が車内を調べたが、薬物は見つからなかった。そこで2頭を使って捜索したところ、助手席前の収納スペース「グローブボックス」の引き出しを外した奥から、ビニール袋に入った覚醒剤や大麻などを発見した。
表彰式では、小野田博通刑事部長から2頭に表彰状と犬用おやつの「ちゅ~る」が贈られた。2頭は「ちゅ~る」を差し出されると勢いよくなめた。ジーナを指導・育成する鑑識課の女性ハンドラー(33)は「犯罪の解決に貢献できたことを大変うれしく思う。薬物犯罪は今後も増えてくる。警察犬の鼻を生かした捜査ができれば」と話した。【高梨晃世、高橋晃一】