14日に閉幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」を巡り、名古屋市の河村たかし市長は15日の定例記者会見で、市の負担金を県に支払うかどうか決めるため、市独自の検証委員会を設置する考えを明らかにした。
芸術祭実行委員会の会長代行を務めた河村市長は会見で、一時中止された企画展「表現の不自由展・その後」の展示内容について、事前に市側に十分な説明がなく、故意に隠されていた可能性があると主張。「どういうプロセスで展示に至ったのか市としても検証が必要」と語った。
今年度末までには検証を終え、支払うべきか判断するという。市は今年度、芸術祭の負担金として約1億7100万円を県に支払うことを決め、うち約1億3720万円は支払い済み。残り約3300万円は18日に支払う予定だったが、当面は支払いを保留する。【野村阿悠子】