今年7月の参院選で3.0倍だった「1票の格差」を高松高裁が「違憲状態」と判断した16日、各地の訴訟を率いる升永英俊弁護士は「画期的」と話し、満足げな表情を浮かべた。
高裁前で「違憲判断」と書かれた大きな紙を広げた同弁護士は「判決は3倍は常識的におかしいとはっきり言っている」と評価。場所を移して行った記者会見では、「衆院選と大きく差があってはいけないことも明確に述べられた」とし、「最高裁が条件付きであれ合憲とした3.08倍よりも小さい格差を違憲と判断したのは勇気がある」と笑顔で話した。
一方、「許容される格差が明示されなかったことは問題。選挙が有効とされたのも不合理だ」とも指摘し、「各地の高裁には、これ以上の判決を期待したい」と述べた。
升永弁護士は国会の対応について、「期限を切って抜本的に見直すという国民との約束を破った」と批判。「人口比例じゃないと、正当な選挙はあり得ない」と語り、完全な平等選挙を目指す姿勢を強調した。