群馬県は17日、同県藤岡市と南牧村で捕獲した野生イノシシ計2頭の豚コレラ感染を確認したと発表した。いずれも県の遺伝子検査で陽性が確定し、県内で感染が確認された野生イノシシは計5頭になった。県は18日に藤岡市内で野生イノシシ向け経口ワクチンの散布を始め、防疫体制を強化する。
1頭は藤岡市内で15日に死んだ状態で見つかり、もう1頭は南牧村で10日に捕獲。その後、検査が行われていた。
県は、南牧村の捕獲地点から半径10キロ圏内の養豚場4カ所を新たに「監視対象農場」に指定し、立ち入り検査を実施した。これまでに異常のある飼育豚は出ていない。
藤岡市では、既に感染が確認された野生イノシシの発見に伴い指定された監視対象農場と重複するため、新たな指定は行わない。県内の監視対象農場は計17カ所となった。
一方、藤岡市で野生イノシシの感染が相次ぐ事態を重くみた県は、同市内の山林40カ所に800個の経口ワクチンを散布することを決めた。餌でくるんだ経口ワクチンを土中に埋め、摂取させることで感染拡大を防ぐ。