津波来たらトラも逃げて 高知の動物園で動物の命を守るため避難棚の設置進む

「わんぱーくこうちアニマルランド」(高知市桟橋通6)で、動物を津波から守るため避難棚の設置が進んでいる。展示スペース内の高さ3メートル以上の場所に設け、いざという時に猛獣に駆け上がってもらう。市はふるさと納税制度を利用したクラウドファンディング(CF)を用いた資金調達を始めた。【松原由佳】
わんぱーくこうちは高知港近くに位置し、3月末現在、約100種類600点の動物を飼育している。市によると、南海トラフ巨大地震の発生時に最大約2・7メートルの津波浸水が予測されている。そこで今年2月、動物の命を守るため、避難棚の設置を始めた。スマトラトラの展示スペース内に設置すると、気に入った様子で避難棚の上にいる姿が見られるという。
今回設置するのはライオン、ジャガー、ツキノワグマの3カ所。肉食や雑食の大型獣でエサがなくても比較的長期間耐えられることや、他の動物園から預かっている動物もいることから選ばれた。設置には400万円が必要で、実情を広く知ってもらおうと、100万円をCFで調達。残り300万円は市でまかなう予定という。
CFは12月16日まで受け付け、来年3月までに避難棚を完成させる。寄付をした人には、わんぱーくこうちの動物の写真が入ったポストカードを贈る。また、1万円以上を寄付した人は、完成した避難棚を間近で見られる完成お披露目会に参加できる(先着100組)。
吉澤未来園長は「動物たちを救うためにプロジェクトを成功させたい。ご協力をお願いします」と呼び掛けている。問い合わせは、わんぱーくこうち(088・832・0189)。