大雨洪水注意報で行方不明者の捜索中止…台風の死者84人に

宮城県警は22日、台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町で女性2人の死亡が判明したと発表した。この台風による死者は13都県計84人で、行方不明者は9人となった。この日は台風20号から変わった温帯低気圧や前線の影響で関東甲信と東北で大雨となり、一部の被災地では川の水位が上昇し、気象庁が二次災害への警戒を呼びかけた。
県警によると、死亡が判明したのは同町子安、無職大槻竹子さん(92)と同町中ノ内、介護職員斎藤せつ子さん(54)。大槻さんは18日、斎藤さんは20日に自宅近くで土砂などに埋まった状態で発見され、身元確認が進められていた。
同町では22日、大雨洪水注意報が発令され、自衛隊や県警による行方不明者の捜索のほか、泥かきや家の中の整理などを行うボランティアの受け入れが中止になった。
各地の22日午後5時までの24時間雨量は、千葉県勝浦市で111・5ミリ、長野県木祖村で75・5ミリ、宮城県丸森町で62・5ミリなど。堤防が決壊した長野市の千曲川は増水し、支流で氾濫が起きる恐れがあるとして、市は避難指示が続く

穂保
( ほやす ) 地区などの住民に、防災無線などで改めて避難を求めた。
台風19号の被災地では22日午後5時現在、計約6万2000棟で床上・床下浸水が確認されており、大雨によって被害が拡大する恐れがある。
23日は朝まで東北の一部で雨が続くが、日中は東日本を中心に天候が回復する。25、26日は再び低気圧の影響で雨となる見込みで、気象庁は、大雨で地盤が緩んだり、堤防が決壊したりした地域では、少ない雨量でも洪水や土砂崩れの危険性が高まるとしている。