「時代が変わった実感」大阪でも祝賀ムード 抗議集会も

即位の礼が行われた22日、関西でも記帳所の開設や、観光施設の無料開放などで祝祭ムードが高まった。台風19号の被災地で天皇陛下の役割に期待する声がある一方、儀式を冷めた目で見る人もおり、天皇制反対の集会も催された。
大阪市は慶祝事業として、大阪城天守閣の入館料を無料にし、天守閣前には観光客らの長蛇の列ができた。
天守閣の見学を終えた看護師の小林一美さん(37)=大阪市西区=は取材に「祝日や儀式を通じて、本当に時代が変わったのだと実感する」とかみしめるように話した。息子と2人で見学した公務員の男性(44)=同市東住吉区=は「無料での入館はラッキーだったが、元号が変わった5月1日に比べて特別な感覚は薄い。天皇家として必要な儀式かもしれないが、国民からすれば距離を感じる」と率直に語った。
大阪市北区では即位式に反対する抗議集会やデモ行進が行われ、戦時中のアジア侵略などの歴史に触れながら、天皇制を批判した。参加した会社員の古橋雅夫さん(66)=大阪府茨木市=は取材に「天皇翼賛の雰囲気に危惧を覚える」と話した。【石川将来】